AGA治療薬(フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルなど)には、効果がある一方で、副作用のリスクも伴います。オンライン診療で治療を受けている場合に懸念されるデメリットの一つが、「副作用が出た際の対応」です。対面診療であれば、もし治療中に気になる症状(例えば、頭皮のかゆみや赤み、体調の変化など)が現れた場合、すぐにクリニックを受診し、医師に直接診察してもらい、適切な対処を受けることができます。必要であれば、その場で処置を受けたり、薬を変更してもらったりすることも可能です。しかし、オンライン診療の場合、副作用が出ても、すぐに医師に対面で診てもらうことができません。基本的には、再度オンラインで診察を受けるか、電話やチャットなどで相談することになります。画面越しや言葉だけの説明では、症状の程度や状態を正確に伝えるのが難しい場合があります。特に、皮膚症状(かゆみ、発疹など)は、直接見なければ判断が難しいケースも多いでしょう。また、まれではありますが、動悸やめまい、肝機能障害など、比較的重い副作用が現れた場合、迅速な対面での診察や検査が必要となることも考えられます。オンライン診療サービスによっては、緊急時の対応や、提携している対面診療クリニックへの紹介体制が整っている場合もありますが、そうでない場合は、自分で別の医療機関を探して受診する必要が出てくるかもしれません。副作用が出た場合に、すぐに専門医に直接診てもらえない可能性がある、というのは、オンライン診療の大きなデメリットであり、利用者にとっては不安要素となり得ます。治療を開始する前に、副作用が出た場合の連絡方法や、その後の対応フロー(対面診療の紹介が可能かなど)について、事前にしっかりと確認しておくことが非常に重要です。
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