ふと鏡で自分の後ろ姿を見たとき、あるいは美容師さんや家族に指摘されて、「つむじのあたり、少し薄くなってきたかも?」と気になり始めた経験はありませんか。頭のてっぺんにある「つむじ」は、髪の毛が渦を巻いて生えているため、もともと他の部分に比べて地肌が見えやすい箇所です。特に髪が細い方や、毛量が少なめの方は、光の当たり具合などによって地肌が透けて見えやすく、「薄いのかな?」と感じてしまうことも少なくありません。ですから、単につむじ部分の地肌が見えるというだけで、すぐに「はげだ!」と深刻に悩む必要はない場合が多いのです。それは、あなたの髪の生え方の個性かもしれません。しかし、注意が必要なのは、「以前と比べて明らかに薄くなってきた」と感じる場合です。例えば、以前よりも地肌が見える範囲が広がった、つむじ周辺の髪の毛が細く弱々しくなった、全体のボリュームが減った、抜け毛が増えた、といった具体的な変化を自覚する場合は、何らかの原因で薄毛が進行し始めているサインである可能性があります。その原因としては、男性であればAGA(男性型脱毛症)が最も考えられます。AGAは頭頂部から進行するパターンも多いからです。他にも、生活習慣の乱れ(栄養不足、睡眠不足、ストレスなど)による頭皮環境の悪化や血行不良、あるいは円形脱毛症などの可能性もゼロではありません。大切なのは、過度に心配しすぎず、かといって「気のせい」だと放置もしないことです。まずは自分のつむじ周りの状態を客観的に観察し、以前との変化があるかどうかを確認してみましょう。もし気になる変化があれば、早めに原因を探り、適切な対策を考えることが重要になります。

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