これは、長年の睡眠不足に悩んでいた私が、意識的に睡眠改善に取り組んだ結果、髪にも変化を感じた(かもしれない)体験談です。私はフリーランスで仕事をしており、締め切り前などは徹夜することも多く、普段から睡眠時間は平均5時間程度、ひどい時は3〜4時間という日も珍しくありませんでした。若い頃はそれでも何とかなっていましたが、30代後半になった頃から、日中のひどい眠気や集中力の低下はもちろん、肌荒れや体調不良を感じることが増えてきました。そして、気づけば髪にも変化が…。もともと髪は細めでしたが、明らかに以前よりボリュームがなくなり、分け目が目立つようになったのです。シャンプー時の抜け毛も増えた気がしました。「これはまずい」と思い、原因を探る中で、「睡眠不足」が髪に悪影響を与えることを知りました。成長ホルモン、血行、ストレス…思い当たる節がたくさんありました。そこで、まずは睡眠時間を確保することから始めました。どんなに忙しくても、最低6時間半は寝ると決め、夜12時までには布団に入るように心がけました。最初はなかなか寝付けず、仕事のことが頭から離れなかったりしましたが、寝る前のスマホをやめ、温かいハーブティーを飲んだり、軽いストレ実にしたりするうちに、少しずつ寝つきが良くなっていきました。睡眠時間を確保するだけでなく、「質」にもこだわろうと、寝室のカーテンを遮光性の高いものに変え、アロマディフューザーを置いたりもしました。そんな生活を続けて3ヶ月ほど経った頃。正直、髪が劇的に増えた!という実感はありませんでした。しかし、明らかに「抜け毛が減った」のです。シャンプー時の排水溝の様子が、以前とは違いました。そして、半年ほど経った頃には、髪に少し「ハリ」が出てきたような気がしました。ぺたんとしがちだった髪が、少し根元から立ち上がるような感覚。美容師さんにも「最近、髪、元気になってきましたね」と言われ、気のせいではないかもしれない、と嬉しくなりました。もちろん、睡眠改善だけが理由ではないかもしれません。睡眠を意識するようになってから、食事にも少し気を配るようになったり、ストレスを溜めないように気分転換を心がけたりするようにもなりました。でも、あのまま睡眠不足を続けていたら、もっと髪の状態は悪くなっていたかもしれません。