抜け毛の悩みで病院を受診することを決めたら、診察をスムーズに進め、より的確な診断とアドバイスを得るために、事前にいくつか準備しておくと良いことがあります。まず、これまでの「症状の経過」を整理しておきましょう。* いつ頃から抜け毛や薄毛が気になり始めたか * 抜け毛の量はどのように変化しているか(急に増えた、徐々に増えた、など) * どの部分(生え際、頭頂部、全体など)が特に気になるか * 髪質の変化(細くなった、ハリがなくなったなど)はあるか * 頭皮にかゆみ、フケ、赤みなどの症状はあるか * これまでに行った対策(市販薬、セルフケアなど)とその効果これらの情報をメモなどにまとめておくと、医師に正確に伝えやすくなります。次に、「家族歴」について確認しておきましょう。両親や祖父母、兄弟など、血縁者に薄毛(特に若いうちからの薄毛)の方がいるかどうかは、AGAなどの遺伝的要因を考える上で重要な情報となります。分かる範囲で確認しておきましょう。「既往歴(これまでにかかった大きな病気や手術歴)」と「現在治療中の病気」、「服用中の薬やサプリメント」についても、正確に伝えられるように準備しておきましょう。お薬手帳があれば持参するのが確実です。他の薬との飲み合わせや、病気が抜け毛に関係している可能性を判断するために必要です。「生活習慣」についても振り返っておくと良いでしょう。最近の食事内容、睡眠時間、ストレスの状況、喫煙・飲酒の習慣などを把握しておくと、問診の際にスムーズに答えられます。そして、可能であれば、「頭部の写真」を事前に撮っておくのも有効です。特に、自分では見えにくい頭頂部や後頭部の状態を、様々な角度から撮影しておくと、医師が客観的に状態を把握するのに役立ちますし、治療後の比較にも使えます。最後に、診察時に「医師に聞きたいこと」をいくつかリストアップしておくと、聞き忘れを防ぐことができます。原因、治療法、費用、期間、副作用など、疑問や不安に思うことをまとめておきましょう。これらの準備をしておくことで、限られた診察時間を有効に使い、より有意義な相談ができるはずです。
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