これは、薄毛とまではいかないまでも、髪のパサつきやボリュームダウンに悩んでいた私が、トリートメントを見直してみた体験談です。30代後半頃から、髪を乾かした後もなんだかまとまりが悪く、特に毛先がパサついて広がりやすいのが悩みでした。全体的にハリもなくなってきた気がして、鏡を見るたびに少し憂鬱な気分に…。それまでは、シャンプーは比較的こだわって選んでいたのですが、トリートメントはドラッグストアで適当に選んだものを使っているだけでした。「もしかしたら、トリートメントを変えたら何か変わるかも？」と思い立ち、少し奮発して、美容師さんにおすすめされたサロン専売のダメージケア用トリートメントを試してみることにしました。そのトリートメントは、ケラチンなどの補修成分がしっかり入っているタイプでした。使い方も、これまでより少し丁寧に。シャンプー後しっかり水気を切り、毛先中心に揉み込むようになじませ、説明書通り5分ほど置いてから、ぬめりがなくなるまでしっかりすすぐ、という手順を守りました。最初の数回は、正直「まあ、前よりは指通りが良いかな？」くらいの変化でした。しかし、1ヶ月ほど続けてみると、明らかに髪の手触りが変わってきたのです！気になっていた毛先のパサつきがかなり改善され、髪全体がしっとりとまとまりやすくなりました。そして、一番嬉しかったのは、髪にツヤが出てきたことです。天使の輪、とまではいきませんが、光に当たるとキラッとする感じが戻ってきました。髪にハリも出てきたようで、以前より根元がふんわりする感覚もあり、ボリュームダウンの悩みも少し軽減された気がします。もちろん、このトリートメントで抜け毛が減ったとか、髪が増えたということはありません。でも、髪一本一本の状態が良くなったことで、見た目の印象はずいぶん変わりました。髪が綺麗だと、気分も上がりますよね。この経験を通して、トリートメントは「髪の質感を整え、見た目を良くする」ためには非常に有効なケアなのだと実感しました。薄毛の根本解決にはならないけれど、今ある髪を大切にケアし、美しく見せるための重要なアイテムなのだと思います。これからも、自分の髪の状態に合わせて、適切なトリートメントを選び、丁寧なケアを続けていきたいです。